新鋭 1.5Jへの道
2JZを超えられるか!?計画
☆☆☆ エンジン製作記 ☆☆☆
製作 FNATZ
協力
ナプレック
JUN
TurboShop M
TRUST

製作前の1JZ ヘッド

出来上がった腰下
●2JZ 新品ショートブロック
●HKS 鍛造87φピストン(87×86)
●HKS H断面削り出しコンロッド
●PWR F1ブラックメタル
●クランク ダイナミックバランス

初め予定していた次期タービン GT3540 AR1.06 ワンオフEXマニ
性能的には現在のTO4Zと同じくらい(HKS広報担当談) こいつを使います

EXポート研磨拡大中

ちょっとピンボケでわかりづらいですがサージングを起こした跡が残ってます。
264°でも高回転を多用してたので純正B/SPじゃ少々キツイようです。
これは対策をして再使用します。
 ん?こ、こりは・・・・・!
T88 33D(次期タービンに決定)

IN ポート研磨中 後方シリンダー裏側にフィッティング加工を施します。
これによって水温を安定させ、冷却水循環量、通水抵抗を軽減させ
水温上昇を制御しながらエンジンの熱ダレやオーバーヒートを防止します。
写っている手は、しゃっちょうさんです^^;
ヘッドチューン+燃焼室加工終了
スキッシュエリアをINT側EXH側共に残したフルスキッシュ形状でフル機械加工です。
面研
NAPREC ビッグバルブIN/EX
INT
・カサ径 φ33(+1) ・ステム径 φ6 ・ステム長 STD ・重量 41.8g(−4.0g)
EXH
・カサ径 φ31(+1) ・ステム径 φ6 ・ステム長 STD ・重量 40.9g(−2.5g)
FNATZ オリジナル強化バルブS/P
NAPREC レース用バルブガイド、バルブガイド入れ替え、レース用シートカット(突き出し合わせ)

ポート研磨 終了 IN
被せてあるウエスは埃避けです。
この気配りって嬉しいですよね
これこそプロの仕事って感じです
写真は撮ってないですがFNATZは作業を終えると必ず工具類にもウエスを掛けます
工場内は清潔にしてるんで埃など飛んでないのですが
エンジン等にチリなどがなるべく入らないようにこころがけているそうです。

EXポート拡大研磨 終了

腰下のほうも出来上がり組み付けの準備中です
シム調整中
ヘッドガスケットはTRUST
1.5mmをチョイス
(1.5mm?そんなの無いんじゃないスか?と聞いたら特注らしいです)

FNATZのメカニックさんです!感謝!
向かって左から 半谷さん 内山さん
笑顔がとても良いでしょ!?

エンジンが組みあがりエンジンルームに収まりました
タービンがデカいです

フロントパイプは効率を考え出来るだけストレートで作ってもらいました。 クラッチORCにしたので作動変更パーツが付きます
フューエルラインAN8で引き直してます。

マフラーもエンジンに合わせてφ90の新規です。
まだ細かいところなど残ってますがもうすぐ完成です。♪♪です。

2007年1月7日
遂にエンジンに火が入りました
もうすぐです。
2007年2月某日
セッティング失敗
ブースト1.4までしか上がらず計測パワーは6**ps
エンジン自体が俗に言うフルチューン状態のためサージタンクの容量が足りなかったのが要因
ウェストゲートのSPも交換した方が良いみたい。
最大の要因であるサージタンクの見直し次第で良い結果になりそう。
2007年3月5日現在.............
問題点を解決するためこういう状態になってしまいました。

現在、製作中のパーツと取り付けを待つパーツ

サージタンクとインマニはまだ製作中なので冶具に固定されています。

ISCVは台座が付いてこんな感じです。 ヒューズボックスはライトの後ろに設置されます。

90φスロットル
2007年3月14日現在

スロポジセンサー2J用を使用するとのことでこの辺りも加工を施します。

サージタンク仮あわせ中。。。インタークーラー出口からパイピングが出来上がってました。
2007年3月17日 完成 
◎◎完成後のインプレ◎◎
ブーストの立ち上がりは2800rpmから
正直言って5000rpm近辺は凄い!の一言です。
レブは7600rpmに設定してますがきれいに回ります。
現状で常時ブースト1.8kg(MAX2.0kg)ですが
ブーストがかかってから最大ブーストまで一気!に回ります
当然ホイールスピンの雨嵐でまともに乗れない気もします。
4速、5速フルブーストでの加速は恐怖を感じます
なので6速ベタ踏みは・・・ 凄すぎです。
で、目標の2JZを超えられるか!?ですが
エンジン性能は確実に超えていると思います。
しかし、同じようなメニューで2Jを弄ったら、やはり2JZに軍配があがります。
でも、このエンジンが完成してから思ったのですが
1JZのときのほうが楽しかったかな?
近年、走るステージが無いに等しいので
5〜600psあたりが一番心地よいと思います。
もし、真似するような方がいましたら自分はバカだと思ってくださいね!
◎ワンポイントアドバイス◎
CPUはパワーFCで制御してるのですが
パワーFCは悪いところまで学習してしまうので
出来ることならこまめにリセッティングすることをお勧めします。
私のはセッティングが出てるので
約半年周期での補正程度でおさまってます。
パワーFCはご自分でセッティングをしている方も多く見受けられますが
なるべくPROショップでやってもらいましょう
効果も期待できます。
不幸にもエンジンを壊してからでは高い授業料にもなりかねます
あとプラグに関してですが
TRUSTレーシングPRO(黒箱)を使っています
同じ物を使っている方に・・・
なにかの不調によりプラグがカブった場合、早めの洗浄を行ってください
かなりカブってしまった場合は、溝にカーボンが想像以上に溜まってしまい
洗浄しても落ちないこともしばしばあります
この場合、ブーストがかかっても失火してしまうの新品交換しか対処がありません
安いプラグではないのでカブらせないように注意しましょう
あとDENSO製はチューニングカーには使用しないで下さい
電極が溶けて燃焼室に落ち、エンジンブローする車の報告が多々あります。
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